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世界の債務の潮流:原因と結果

Chief Economist
Head of Macro Policy Research
Research Analyst, Investment Strategy & Research

世界の債務は過去4年間にわたり、過去に例を見ない速度で急増しています。新型コロナウイルスによる景気後退の影響を和らげようと、各国政府が積極的な財政支出を行ったことが原因です。

こうした債務の返済は、ますます重荷になっています。例えば米国では、連邦債務だけで2020年以降に50%超増加し、利払い費は今や連邦歳入の20%近くを占めています。米国だけではありません。カナダや英国、そして新興国市場まで、世界中で財政の持続可能性に関する懸念が高まっています。

Focus on Fiscalシリーズでは、このような財政的背景が今後数年間に経済や投資家にもたらすであろう、重大な影響について考察します。金利の上昇、インフレ圧力の持続、成長率の低下などは、注視すべき重要リスクの一部です。当シリーズでは今後も、世界的なマクロ経済のトレンドを探るとともに、国別の状況にも焦点を当てる予定です。

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