ビッド・アスク・スプレッド、またはスプレッド
資産の売り手が提示する最も高い売り値と買い手が提示する最も低い買い値の差。ビッド・アスク・スプレッドは資産や証券の流動性を見る上での重要な指標です。
先物契約
ある資産(多くの場合、コモディティまたは金融商品)を、あらかじめ決められた将来の日付と価格での売買を、売り手と買い手に義務付ける金融契約です。先物契約は、原資産の品質と数量も規定し、先物取引所での取引を円滑にするために標準化されています。先物には、現物の受け渡しを前提とするものと、現金で決済される(差金決済する)ものがあります。
流動性
投資に際して価格に影響を与えることなく、市場で素早く売買できる能力です。取引量は流動性の主要な決定要因です。 ETFシェアの売買に際して、市場の流動性が維持される保証はありません。
ロールオーバー(限月入れ替え)のコスト
特定の先物へのエクスポージャーを維持するために、期限が到来する先物契約(期近)を売却し、より長い期限の契約(期先)を購入することに関連する潜在的なコストです。期先契約が、期近契約よりも時価が高い場合、「順ざや」と呼ばれます。期先契約へのロールオーバーは、パフォーマンスを悪化させる可能性があります。
保有総コスト
資産の購入価格と売買に伴う費用を加えたものです。
トラッキング・エラー
トラッキング・エラーとは、ポートフォリオのリターンと指標(ベンチマーク)のリターンの差で、ポートフォリオがベンチマークにどの程度一致しているかを示す指標です。実際には、どのようなインデックス投資戦略も指数やベンチマークのパフォーマンスと完全に一致することはできず、トラッキング・エラーは、2つの値の差を年率換算した標準偏差を測定することにより、投資戦略が指数やベンチマークとどの程度異なっているかを定量化するものです。
ボラティリティ
市場指数あるいは証券の価格が上下に変動する傾向を表わします。ボラティリティは通常、リターンの年率標準偏差を表します。現代ポートフォリオ理論では、ボラティリティが高い証券は、一般的に潜在的な損失リスクが高いと見られています。